音楽ソムリエ

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「かわE」(2018年, ヤバイTシャツ屋さん)

ヤバT流、緻密でポップなロックサウンド

 

ヤバイTシャツ屋さんは、2012年に結成されたスリーピースロックバンドです。

 

大阪芸術大学に在学していた軽音楽サークルのメンバーによって結成されています。最近は企業とのコラボ (※ヤバTではこれを癒着と呼ぶ)などCMでも活躍を見ることができるようになりました。

 

メンバー
こやまたくや(ボーカル・ギター)
しばたありぼぼ(ボーカル・ベース)
もりもりもと(ドラムス・コーラス)

 

歌詞がフワッとしているので、大人世代には誤解されがちだが、曲は正統派ロック、しかもものすごく芯がある。この「かわE」はまさにヤバTらしいポップでロックな楽曲です。

 

大学時代は、ももいろクローバーZのコピーバンドという活動スタイルを取り入れていたそうで、ももクロで吸収したポップな要素がヤバTの楽曲にも現れている!?とのこと。

 

 

イントロからの一番はまさにスリーピースロックの正統派のギター、ベース、ドラムスの音でありながら、ポップで聴きやすい音楽です。

 

今日も駅の改札前でやけにイチャイチャしてるカップルみてヘコむ
家でやりよしや 周りを見よしや 憧れんけどちょっと羨まし
「30超えたらモテ始める」っていう先輩の言葉だけ信じて
20代全部ドブに捨てそうやわ これはまずいわ なんとかせんとなあ

 

京都なまりの関西弁の使い方が絶妙で、すごく語呂がいいですね。関西弁にすると表現がきつく なりがちなんですが、標準語とうまくミックスされており、はんなりを表現できてかいます。

 

あーあ 焦ったフリしてだらりと過ごしていたら 運命の出会いさ
あんたに出会ったんや ちゃんと 気持ち伝えへんといけへんなあ

 

君はかわE 越して かわF やんけ!
魅力 溢れてこぼれるやんけ!
恥ずかC 越えて 恥ずかD やんけ!
気持ちE 越えて 気持ちF やんけ!
かわE 越して かわF やんけ!
魅力 溢れてこぼれるやんけ!
たのC 越えて たのD やんけ!
うれC 越えて うれD やんかいな!

 

サビ前のギターサウンドが明るく印象的です。続くサビの歌詞も英語を使った表現で韻をふんでおり心地良いです。

 

そして二番は裏打ちリズムで、スチャスチャ音が鳴ります。飽きのこないリズム構成、小気味のよいスカのような曲調になっています。

 

今日も駅のエレベーターでやけにイチャイチャしてるカップルみてヘコむ
家でやりよしや 周りを見よしや やっぱこれには憧れへんわあ
君は 超いい超いい超いい超いいを越えて やっぱ超Fや
どんな理論や? ほんまにせこいわ なんかええ感じに聞こえてくるやんか!

 

あーあ チャラけたフリしてだらりと過ごしていたら 運命の出会いさ
愛やら恋やら言いたくないなら 別の言葉 探して歌おう

 

サビ前のギターサウンドも一番よりも少し高く、さらなる盛り上がりが演出されています。

君はかっこE 越して かっこF やんけ!
魅力 溢れてこぼれるやんけ!
恥ずかC 越えて 恥ずかD やんけ!
気持ちE 越えて 気持ちF やんけ!
かっこE 越して かっこF やんけ!
魅力 溢れてこぼれるやんけ!
たのC 越えて たのD やんけ!
うれCDEFGHI!

 

"うれCDEFGHI!" で盛り上がり最高潮!

次の歌詞では曲の解説をしてくれています。

なんと斬新な展開🐤

 

甘くて ぬるくて くさって とろけそう
王道ラブソング 照れくさいね
覚悟を決めて 歌ってみたいけど
まだふざけていたい ギリで歯向かう
それっぽい言葉 それっぽく俺が
並べても 伝わらないから 今日は
アルファベットを使った古典的な表現で挑む 最後の平成

 

Wow 楽しいけどちょっと棘がある毎日を目指す
False love じゃない 知らん間に fall in love
E感じ越えてF感じやね

 

 

歌詞、展開すごく面白いです。私にとってはアルファベット使った表現は、古典的ではなく新鮮でした。ここまでガッツリ使った音楽は聴いたことなし。

 

またミュージックビデオでは告白だとおもいま大失敗でしたが・・・。  ( ̄▽ ̄;)

恥ずかしがり屋さん、ヤバT流切なくポップな恋愛ソング大好きです。

 

彼らは引き出しが多く、出す曲、出すアルバムごとに新しい音を聴かせてくれます。

 

また男女ダブルボーカルであることで音域が広く、他のバンドでは出せないサウンドが大きな魅力だと思います。

 

ありぼぼさん声はすごく高いけど、音域的にはそこまで広くないと思います。こやまさんの声と合わさることで高音から低音まで深みが出て、音域が広がります。巧みにダブルボーカルの良さを活用しています。

 

さらに音の構成や歌うパートなど緻密に計算されているような気がします。すごい!

 

この「かわE」が入ったアルバムTank-top Festival in Japanは名曲揃い。特に10曲目の「かかとローラー」がおすすめ。

 

音楽を聴いてて初めて大爆笑しました😂

 

曲はメロディアスで最後には「ララララーー」っと一緒に歌ってしまいます。素晴らしい曲をありがとう。

 

そして、6曲目に入る予定だった真曲をいつか聴いてみたい。

 

音楽ソムリエ

なゆた

 

Tank-top Festival in JAPAN

Tank-top Festival in JAPAN