この透明感とスローテンポは心地よい!
原田 知世(はらだ ともよ)さんは女優、歌手として活躍されています。今でもおきれいですね。そして透明感のある優しい声が好きです。
この "シンシア" は原田さんが作詞で、スウェーデンの音楽プロデューサーであるトーレ・ヨハンソンさんが作曲とプロデュースを行っています。
ヨハンソンさんはけっこう有名な人で、1994年にプロデュースを手がけたカーディガンズは、デビュー・アルバムが世界的にヒットしました。敏腕プロデューサーというやつですね。
日本でも彼のプロデュースするカーディガンズは流行りました。1960年代風の音楽、アコースティックなロックサウンドは、当時スウェディッシュ・ポップブームを起こしていたかと思います。
私も60年代の音楽は聴いたことがなくて、逆に新鮮さ覚えました。ファッションと同じですね。
曲名の "シンシア" は英語圏における女性名前 Cynthia としても使用されるようですが、「誠実な」「心からの」という意味があるようです。
この楽曲では「心からの」の意味が合っているのではと思います。歌詞は非常に分かりやすいラブソングです。
愛は空に浮かんだ 雲のように
風に流れかたちを変えていくけど
ずっとそっとあなたを 見つめていたい
イントロはストリングスが使われていますが、歌い出しはアコースティックギターのみで始まります。シンプルな演奏で原田さんの声が引き立ちます。
そこから、再びストリングスが入ってきて、"あなたを見つめていたい" がすごくいい盛り上がりになるように仕上がっています。
胸に頬をうずめて 瞳閉じたまま
あなたの心を もっと聞かせて
どんな風に あなたへの想いを伝えよう
言葉にならない どうか教えて
その後は磐石のラブソングになっています。
この楽曲はスローテンポが、非常に特徴的かと思います。他の曲にはあまりないぐらいスローテンポで、優しく透明感のある声がものすごく引き立ちます。
スローテンポにすることで、優しさが累乗で効いてくる気がします。あまり遅すぎても違和感がでるので、ちょうどいい絶妙なテンポだと思います。
まるでサウンドトラックのようにBGMとして聴き流せるイメージでしょうか。原田さんの声も透明感があり楽器のようです。
この楽曲を聴くと、やっぱり優しい人がよいなと思ってしまいます!
理想と現実は違いますが・・・。
まずは自分が優しくなろう!
と聴いていて思いました🌸
音楽ソムリエ
なゆた

- アーティスト: 原田知世,トーレ・ヨハンソン,Free Wheel,北田かおる,Regis Wargnier,鈴木慶一,Cathrine Cohen
- 出版社/メーカー: フォーライフ ミュージックエンタテイメント
- 発売日: 1997/09/18
- メディア: CD
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