電気グルーヴっていう音楽はなくしちゃいけないんだ!
いつまで経っても色褪せない
電気グルーヴの名曲「N.O. (エヌオー)」
目次
電気グルーヴ(でんきグルーヴ)とは
1989年に結成されたテクノ・エレクトロを中心とした音楽ユニット。破天荒なパフォーマンスがフューチャーがちだが、その音楽は独創的で魅力的である。
メンバー
石野卓球(ボーカル・サンプリング)
ピエール瀧(ボーカル・サンプリング)
砂原良徳(キーボード・プログラミング)
(1991年 - 1999年)
電気グルーヴの名前には、「グルーヴ」という言葉が入る。1980年代後半、そもそも「グルーヴ」という言葉自体がほとんど知られていなかったとのこと。当時は「電気グループ」とよく間違えられていたそうだ。
その中で "グルーヴ" という言葉を入れて誕生した音楽ユニットはジャパニーズテクノの先駆けだった。
海外ではヒップホップやハウスのような新しい音楽のムーブメントが各地で起きており、それにいち早く反応したのが電気グルーヴであった。
卓球さんのインタビュー聞いていても、ほとばしる音楽オタク感がすごく魅力的だ。聴いたこともない洋楽を詳しく紹介してくれる。あー、この人本当に音楽(特にマニアックなもの)が好きなんだなといつも感心してしまう。
「N.O. (エヌオー)」
1994年にリリースされた彼らの3枚目のシングルである。この楽曲では、石野卓球さんが歌っている。「N.O.(エヌオー)」という曲名は、大ファンであったNew Orderの頭文字だそうだ。
歌詞
作詞:石野卓球
作曲:石野卓球
今じゃ言えない秘密じゃないけど
出来る事なら言いたくないよ
今話しても しかたが無いし
でも言いたくて しかたが無いし
学校ないし 家庭もないし
ヒマじゃないし カーテンもないし
花を入れる花ビンもないし
嫌じゃないし カッコつかないし
しかた無いなと分かっていながら
どこかイマイチわりきれないよ
先を思うと 不安になるから
今日のトコロは寝るしかないね
話すコトバはとってもポジティヴ
思う脳ミソホントはネガティヴ
バカなヤングはとってもアクティヴ
それを横目で舌ウチひとつ
等身大の歌詞、リズミカルな音、テクノの良さがほとばしる!
「話すコトバはとってもポジティヴ」
「思う脳ミソホントはネガティヴ」
ネガティブなことを言ってはいけないので、ポジティブなことを話すように気を付けるけど、内心はネガティブなことを考えてしまう…。
こんな気持ちはよく分かる!
いまだに愛される名曲
卓球さんはこの曲について、若くておカネなかった頃に作った歌だから、このような歌詞になった。でも歌詞には嘘がないし、現在(いま)でも歌うことができると。
四半世紀経っても色褪せない名曲である。
そして最後に
この曲では瀧さん、ワタ菓子作ってるだけなんだが、これ重要、すごく重要!この意味の分からなさ、不思議さ、ユニークさ、馬鹿馬鹿しさ、全てが大事だ。
このトランス感があっての電気グルーヴなんだ。いつの日かもう一度、リスタートできることを願う!
音楽ソムリエ
なゆた