乾いたドラム音とノイジーなギター、このイントロが好きだーー!
Woohoo (ウーフー)!
たまに聴きたくなるのです、この曲。
後にも先にも、ここまでインパクトある曲はないんじゃないか!?
ブラー(Blur)は、1989年に結成されたイギリスの4人組ロックバンド、1990年代以降のイギリスのロックシーンを代表するバンドです。
この曲はイントロが本当に素晴らしくカッコいいです。軽快なドラムで始まる曲、最近こういうドラムから始まる音楽が少ないので、昔の曲なのに新しく感じます。
ドラムの音自体も特徴的、乾いたような独特な音が良くて、ソロ演奏でもカッコいいぞ!
また、ドラムに合わせて入ってくる少しノイジーなギター音が加わると、Blur(ブラー)独特のサウンドになっていきます。
最後にクレイジーなぐらいテンション上げての、Woohoo (ウーフー)!初めて聴いた時は本当に衝撃的でした。
ミュージックビデオもカッコいい!
ライティングを上手く使った演出とバックのオリエンタルな赤い模様が相まってロック感出ています。そして風が強い、めちゃくちゃ強い!飛ばされる!
気になるのは歌詞ですが、特に意味はなく、オートマティスムの手法によって書かれたと言われています。
オートマティスムとは、何か別の存在に憑依されて肉体を支配されているかのように、自分の意識とは無関係に動作する現象などを指します。
こっくりさん!?
自動書記とは、まるでマンガの世界です。そんな事出来るんですね🎵
I got my head checked
By a jumbo jet
It wasn’t easy
But nothing is, no
頭に一発もらっちまった
ジャンボジェットでな
楽じゃなかった
だけど、大したことはない
Woohoo! When I feel heavy metal
Woohoo! And I’m pins and I’m needles
Woohoo! Well, I lie and I’m easy
All of the time but I’m never sure why I need you
Pleased to meet you
ヘヴィメタルを感じるとき
ピンや針のようになる
横になって、楽に行こうぜ
いつもなぜ君を必要としているかまったくわからないんだ
君に会えて嬉しんだ
I got my head done
When I was young
It’s not my problem
It’s not my problem
頭に一発もらった
まだ若い時には
だけど、それは問題じゃない
問題じゃない
確かに "オートマティスム" で書かれたものらしく、混沌としていて意味が捉えられない。不思議な歌詞となっています。
イギリスではすぐに頭角を表したBlurですが、アメリカでは最初の頃はヒットに恵まれず、かなり苦労していたようです。それだけにイギリスロックを強く意識した曲づくりをしているとのこと。
ハングリー精神はロックバンドの原点です。
昔、尊敬する甲本ヒロト師匠が言ってました。ロックンロールはハングリーじゃないといけないと、幸せになっちゃダメなんだと、大変な世界です。
ロックをありがとう。
音楽ソムリエ
なゆた