メロウな音と声が切ない!
タイムマシーンはもうこない・・・。
ミュージックビデオでコントラバスのケースを引きずるCHARAさんが印象的だった。
CHARA(ちゃら)は1991年にデビューしたミュージシャン、女優や音楽プロデューサーとしても活躍されています。
1997年 CHARA TIME MACHINEより
デビューしてから、ずっと「愛」をテーマに楽曲を創り、歌う女性アーティストです。この「タイムマシーン」では、女性の内面的な描写が非常に上手く、表現されています。
呟くような掠れた声が特徴的ですが、この曲はCHARAさんの声にすごくマッチしており、この声あっての名曲だと思います。スローなテンポで聴きやすくて、響きもよし。
「メロウ」という言葉、もともとは果物や酒などが熟していることを意味します。これが転じて、音楽では柔らく豊かな楽曲のことを指します。
「柔らかく豊かと」と言われても、分かりにくいですね。分かりやすく言えば、ゆったりと落ち着いた感じの楽曲に使われているのだと思います。
この曲はまさにメロウな音、CHARAさんの声と悲しく切ない歌詞が、情緒的な気持ちにさせてくれます。
カベに書かれた文字
予言者のらくがきね
きえちまえ! 女なんて!
…なんてひどい夢だったのかしら…「かわらない愛だ」
なんてさ うまいなぁ― ひどい ひどい人だ
―今以上 人をキライにさせないで下さい―
恋人はもうこない 時代はもどらないよね
タイムマシーンはこない
…そんな歌をうたってた
あーぁ めんどくさい あーぁ
サビの部分メロディーと独特な声、不思議な空気感、切ないです。頭の中で思ったことをそのまま出したような歌詞が、よりリアリティーを感じます。
メロウな曲ではCHARAさんの声、独特な響きがきれいに聴こえます。Rock調の曲もあるのですが、やはりメロウな曲調は、魅力が倍増していると思います。
後半には "2つの心をつなぎ合わせなくちゃ"、だけど見つからないと、悲しい心情を、ありのままに表現しています。
また、歌詞中には「今以上 人をキライにさせないで下さい」など、自分の負の面を見つめたりもしていて、すごいなと思います。
なんというか、歌詞に嘘や隠し事がないのだ!
だからこそ人を引きつける魅力があるのかもしれません。
そして映像が心に残りますね。
まるで映画みたいな人生!
良いときも、悪いときもある。
あなたにも思い出はありますか?
音楽ソムリエ
なゆた

- アーティスト: Chara,土屋公平,David Motion,Ashley Ingram,渡辺善太郎,Towa Tei,大沢伸一,名越由貴夫,Hoppy神山
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1997/09/21
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 37回
- この商品を含むブログ (121件) を見る