爽やかな旋律がSummerを彩る!
ピアノコンサートに行ったことはないという人でもこの曲、このメロディーに聴き覚えはあるのではないでしょうか?
日本の夏を想わせるSummerです。
作曲は久石 譲(ひさいし じょう)さん。
作曲家、編曲家、指揮者、ピアニストとしてマルチに活躍されています。
ジブリ作品の作曲家として有名ですが、その他にも映画やドラマ、テレビ番組のテーマ曲から交響曲まで、多くの作品を手掛けられています。
この楽曲は北野武監督の1999年に公開された「菊次郎の夏」という映画のテーマソングです。北野映画独特の静けさの中に、美しい旋律が流れます。
ピアノソロでは、この楽曲のもつ清涼感がさらに引き立ちます。そして、暑くてセミがみんみん、ジージー鳴いていた子ども時代の光景を思い出させてくれます。
曲中にはチャイムの音程が挿入されており、日本人のノスタルジーを刺激するような仕組みが取り入れられているようです。
「菊次郎の夏」という映画、その物語は小学三年生の少年が、夏休みに経験する出来事を題材にしており、聴いた人が幼き時代を思い出すという音づくりが意図的にされているのだと私は思います。
久石譲さん、やっぱりすごい❗
メロディーが素晴らしいのは勿論ですが、この曲は、曲の展開も多く、最初から最後まで様々なストーリーが仕立てられており、愉(たの)しいです。
素晴らしい曲と演奏に感謝!
そして夏休みはビール🍺がうまい!
音楽ソムリエ
なゆた