ドスの効いた低い声から、高音ファルセット、変幻自在のロックサウンドが素晴らしい!
ブリティッシュロックとオリエンタルの融合
ビバ ロックンロール!!
目次
クーラ・シェイカー(KULA SHAKER)
イギリス、ロンドン出身のロックバンド。そのバンド名は9世紀のインドのクラシェクハラ王に由来する。
格式高いバンド名。クーラ・シェイカーの楽曲ではフォ~ンとうなるインドっぽい音が聴こえてくる。
1960年代風ロックンロールにインド音楽がブレンドされた情緒的かつグルーヴィな音楽。イギリスロックでありながら、東洋的なサイケデリック性も持つことが、彼らの最大の魅力である。
Photo: GETTYより
『Hush (ハッシュ)』
『Hush』は彼らのオリジナルソングではなく実はカバー曲である。元々はジョー・サウスというアーティストが演奏していた。
その後には伝説的なハードロックバンドであるディープ・パープル(Deep Purple)のデビュー曲として知られており、長年愛される名曲である。
しかし、私はこの『Hush』をクーラ・シェイカーのバージョンで初めて知り、オリジナルは聴いたことがなかった。そのため『Hush』と言えばクーラ・シェイカーのサウンドが思い出される。
クーラ・シェイカー版『Hush』の魅力は何と言っても「叫び」、躍動するロック、「ナーナナー ナーナナー ナーナーナー🎶」と耳に残るメロディーがカッコよいのだ。
ロック感が非常に強い!!
ボーカルのクリスピアン・ミルズさんのしがれた声、ドスのきいた低い声、高いファルセットなど変幻自在で素晴らしい!
歌詞の "Hush" は "しっ!静かに" というような意味
全然静かじゃないのだけど…。
静かにして!俺の言うことを聴いてくれ!
と叫んでいるのだ
歌詞と和訳
One, two, three, hah!
Na na na na na na na na naaa
Na na na na na na na na naaa
Well I got a silly little girl, she's on my mind Look at her, she looks so fine
She's a best girl that I ever had
Except that she's gonna make me feel so sad
Na na na na na na na na naaa
Na na na na na na na na naaa
ある少女と付き合ったんだ
彼女のことが頭から離れない
彼女のルックスはすごくいいんだ
人生最高の彼女さ
時々オレを最悪な気分にすることを除けばね
Hush, hush... I thought heard you're calling my name now
Hush, hush... you broke my heart but that was a dream now
Hush, hush... I thought I heard you're calling my name now
Hush, hush... you broke my heart but that was a dream now
静かに…
彼女がオレの名前を呼んだ気がするんだ
彼女はオレの心を傷つけたけど
オレは今でも彼女を愛してるんだ
静かに…
彼女がオレの名前を呼んだ気がするんだ
静かに…
彼女はオレの心を傷つけたけど
オレは今でも彼女を愛してるんだ
Early in the morning, late in the evening
Oh gotta believe me honey, I never was a dreamer
朝早くから、夜遅くまで
オレは欲しいんだ、決して忘れられない
歌詞の意味
彼女のことが好きでたまらず、傷つけられても愛し続けるという一途な青年の気持ちが描かれている。現代ではこのような価値観は受け入れられないのかもしれないが…。
彼女への想いを歌ったロックサウンド、ミュージックビデオも激しくロックである。
ナーナナー ナーナナー ナーナーナー🎵
いつの間にか口ずさんでしまうな。
やはり名曲は凄い!!
音楽ソムリエ
なゆた