音楽ソムリエ

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友とコーヒーと嘘と胃袋 (2000年, Mr.Children)

淡々と流れるメロディーと溢れ出る感情のギャップがすごい!

 

 "くぅ~~~う❗食べるよ" の言葉が印象的な楽曲、Mr.Children (ミスターチルドレン) の「友とコーヒーと嘘と胃袋 」です。

 

Mr.Childrenの通算9枚目のアルバム、「Q」に収録されています。

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ミスチルの楽曲には爽やか、ポップ、ロック、様々なテイストがある中、この曲は少しダークな印象さえも感じられます。ミスチルの中では異質な存在と思います。

 

多くの名曲がある中で、心に残る一曲。未だに繰り返し聴いてしまう不思議な魅力があります。

 

この「友とコーヒーと嘘と胃袋 」は語りかけるような、淡々とした歌い方が特徴的です。桜井さんの鼻にかかる声がすごく澄んで響いて、きれいに聴こえます。

 

あぁ風の噂で君の話を聞いたんだよ

結婚はしたけれどあまり幸せではないらしい

僕にだってそれなりに守る生活があるから

何をしてあげられるという訳じゃないけど

友よ 友よ 友よ

 

友とは女性なのでしょうか?

 

別の家庭に介入すると、自分の生活が壊れてしまう可能性がある。自分の生活を守りたいので、関わることができないとあります。

 

あぁ男もまた女によって変わるんだなぁ

最近は紅茶よりもコーヒーを飲んでるんだよ

あの娘の吸う煙草の口の中の残り香と

にがいコーヒーとの相性がとてもいいから

飲むよ 飲むよ 飲むよ 飲むよ

 

自身の近況を報告しています。

 

最近は紅茶ではなく、コーヒーを飲んでいること、付き合う人が変わると影響を受け、自分の行動が変わってしまうと歌われています。その変化の象徴が「コーヒー」でしょうか!?

 

そして、間奏部分に突入します。まるで酔っぱらいがしゃべっているように、とりとめのない話が続きます。だんだんとフワフワした気分になっていきます。

 

思い通りにいかない不満を表現しているかのようです。間奏部分が終わると、ふと現実に戻ったかのように、唐突に歌が始まります。

 

そう僕の今年の運勢はとてもいいんだなぁ
下らないB級雑誌に書いてあったけど
信じる事の出来そうな位のかわいい嘘は
なるべく信じてみることにしたんだから

 

嘘であっても信じたいという現在の少し弱気の心境が感じられます。

 

さぁ見てみろよ今や世紀末は遠い過去の話だ
そもそもキリスト教に僕はなんの信仰もない
罰当たりと言われてもクジラやイルカの肉も食べる
悲しみも 憎しみも 愛しさも 優しさも いやらしさも
食べるよ 食べるよ 食べるよ

 

この部分では、今まで感情があまり感じられなかった曲に、急に感情の波が押し寄せます。悲しみ、憎しみ、愛しさ、優しさ、いやらしさという感情は全て飲み込んで食べるよと、いやらしさの後の「くぅ~~~う❗」の表現、この部分、すごいです。

 

だから胃袋よ あぁ僕の胃袋よ
もっと強靭たれ もっと貪欲たれ
なんだって飲み込んで なんだって消化して
全部 エネルギーに変えてしまおう

 

感情をうまく消化できなくて、フラストレーションを溜め込んでしまう。しかし、それに耐えることのできる強靭な胃袋 (精神力)を身に付け、エネルギーと筋肉に変えてしまおう❗

 

曲名の「友とコーヒーと嘘と胃袋 」は各章題のキーワードをつなげ合わせたものになっており、「起承転結」が絶妙に表現されています。

 

そして、桜井さんの「くぅ~~~う❗」の声にハマる人はいるはず。何とも言えない魅力あり❗

 

 

ため息は酸素の無駄遣い?!

嫌なことは、エネルギーに変えられる人でありたい

 

音楽ソムリエ

なゆた

 

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