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Monkey Wrench (1997年, Foo Fighters)

ロックバンドのディファクトスタンダードがここにある!



フー・ファイターズ(Foo Fighters)は、1994年に結成されたアメリカ出身のロック・バンドです。ニルヴァーナの元ドラマーであるデイヴ・グロールさんが中心となって結成されました。

 

デイヴさん、元ドラマーでありながら、フー・ファイターズではギター・ボーカル、さらに作詞作曲と多才です。すごい❗

 

バンド名である「フー・ファイター」の由来は、未確認飛行物体を指すスラング用語から名付けられたそうです。その名の通り、当初は誰も聴いたことのない音楽を届けることが、彼らのミッションだったと思いますが、今となっては多くのバンドに影響を与え、彼らがロックのお手本になっていると思います。

 

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Monkey Wrench, Foo Fightersより

 

イントロのリフのかっこよさ、ディストーションをかけたギターに、静と動の共存、激しいシャウト、まさにロックのお手本、これぞディファクトスタンダードだ❗

 

※ディファクトスタンダード:結果として事実上標準化した基準のこと

 

アメリカでは1990年代後半は "グランジ" から派生した "ポストグランジ" という音楽ジャンルの全盛期、このMonkey Wrench (モンキーレンチ)はまさにポストグランジの名曲です。

 

"グランジ" の音楽的な特徴は、パンク・ロックのような簡素で急を有するビートと、ハード・ロックのようなリフ(繰り返し)主体の楽曲です。

 

そして、"ポストグランジ" は、グランジを多くのリスナーに向け、聴きやすさを考慮して制作された楽曲になります。ロックの速いビートと激しさを残しつつも、キャッチーなメロディーが魅力です。

 

この楽曲、"モンキーレンチ" の最大の特徴は「静」と「動」の表現、そしてディストーションギターのサウンドがめちゃくちゃかっこ良いのです。

 

一瞬の静けさが病み付きです❗

 

曲名のモンキーレンチとは?

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↑これがモンキーレンチ

 

この工具、六角ボルト(一般的によく使用される頭が六角形のボルトのこと)を回す時に使用します。様々なボルトのサイズに合わせて、工具に付いているネジネジ部分を回すと、つかみ幅を調整することができます。

 

いろんなボルトに都合よく使用できるんだけど、専用工具という訳ではありません。同じボルトに対してずっと使用するにはズレたり不安定なので、専用のスパナの方が良いのです。

 

都合の良いときだけ使われる工具、そう思えばモンキーレンチってなんか悲しい(泣)💦

 

この楽曲には「都合のいいやつにはならないぞ!」というメッセージがゴリっと込められています。

 

The 反骨精神❗

 

 

作詞作曲はDave Grohl (デイヴ・グロール)

このような反骨的歌詞もグランジの特徴のようです。

What have we done with innocence
It disappeared with time, it never made much sense
Adolescent resident
Wasting another night on planning my revenge

無実の俺たちが何をしたっていうんだ
それは時間とともに消えて、何の意味も持たなくなるんだ。
若いころの自分達は
復讐の計画を練って、無駄な夜を過ごす。

 

One in ten

Don't wanna be your monkey wrench
One more indecent accident
I'd rather leave than suffer this
I'll never be your monkey wrench

10あるうちの1つだろ!

君のモンキーレンチにはなりたくないよ
みっともない事故なんてごめんだ
こんなことで苦しむよりよりも逃げたほうがよさそうだ
君のモンキーレンチには決してなるもんか

 

All this time to make amends
what do you do when all your enemies are friends
Now and then I'll try to bend
under pressure
wind up snapping in the end

償いをするための、このすべての時間
全部の敵が友達になったらどうする?
今も時々、曲げようとするんだけど
結局、圧力に耐えられなくなる

 

One last thing before I quit
I never wanted any more than I could fit into my head
I still remember every single word you said
and all the shit that somehow came along with it
still there's one thing that comforts me
since I was always caged and now I'm free

やめる前の最後の1つ
これ以上自分に合うものは欲しがらない
頭の中で、君が言ったあらゆる単語を覚えているんだ
それと共にどうにか出てきた、くそったれな言葉を
まだ慰めてくれるものがある
いつもカゴに閉じ込められていたが、今は自由だー!

 

 

この歌詞部分、3:10あたりから始まる叫びの連続が、心に響くんだぁ~~❗ロックって素晴らしい。

 

赤色の部屋が特徴的なミュージックビデオもストーリー性があって面白いです。静と動の表現が映像とすごくマッチしています。

 

 

いや~ポストグランジ

いまだに勉強になります。

 

たまにはこのぐらい叫ぶとスッキリするかも!?

 

やほー❗❗

 

音楽ソムリエ

なゆた

ザ・カラー・アンド・ザ・シェイプ

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