音楽ソムリエ

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過去、現在、未来をテーマに邦楽・洋楽、ジャンルレスに独断と偏見による音楽紹介

ミュージックプランクトン (2011年, SAKANAMON)

 

脳内進行していく語音が美しい!



プランクトン

海に漂う小さな生き物

魚たちはそれをエサとして生きている

日常でその有り難みは実感できないが

なくてはならない存在

 

 

SAKANAMON(サカナモン)は2007年に結成されたスリーピースロックバンド。バンド名の由来は「聴く人の生活の"肴(さかな)"になるような音楽を作りたい」という願いがあるからだそうです。

 

肴(さかな)とは酒を飲む時に添えて食べる物。それが転じて、酒の興(きょう)を添えるための歌・踊り・話題などのことを指すとのこと。

 

酒の肴のように、聴く人に楽しい気分を味わってもらいたい、そんな意味なのかな。


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『ミュージックプランクトン』

単語の連続やあまり使いなれない読み仮名に溢れる独特の歌詞

 

イントロからギターリフが響く

王道のスリーピースロックでありながらも

どこかオリエンタルな雰囲気が感じられる

印象的なサウンド

 

この楽曲は聴くだけでは意味が理解できない

しかし、言葉の羅列が音楽と合わさって不思議としっくりと馴染むのです。

 

 

作詞作曲:藤森元生

平衡感覚を保つ機能ぶっ壊して

僕は生態ピラミッド退ったネクトンだ

深層に眠る心の片隅泳いで

抗いながら結合の未来ずっと待ってんだ

 

正解を来す脳内進行

最終選択が僕らを拵えてはぐるぐると

廻る血液や藉す来歴 さあ何と結び付く

 

理外の理を専行する思考を培って

僕は食物連鎖則ったプランクトンさ

食べられては複合されストレインとなって

目標の浮遊地点へ向かいぶっ飛ばしたんだ

 

形態を兆す出入りの最愛伝達が

螺旋階段駆け巡るぐるぐると

満ち足りた鉢から溢れる波

さあ何処に殴り込む

 

続々と腐れ堕ちるベタベタ垢抜け音頭

より奇怪と戯れ転ぶ不細工な芋音頭の投機

 

正解を来す脳内進行

最終選択が僕らを拵えてはぐるぐると

廻る血液や藉す来歴 さあ何と結び付く

 

たわいもない願いかな 名前もない僕らの

絡まった音散らばってよ 君の膜に根を張り

理外が芽生える様に

 

歌詞の意味を考えてみると

 

プランクトンに例えられた自分達の音楽

まるでプランクトンが海の生物に食されて血液、肉体の一部になり、体を形成していくように

聴く人の脳内、深層心理に残るような音を発したい

 

いつかその音が人の心に結び付き

溢れる波のように音を散らばらせる

鼓膜へと根を張るように・・・

説明などはできないけど

いつの間にか好きになっている

そんな音楽になればよいのに・・・

 

音楽をプランクトンと表現した独特の歌詞と日本語の語音の美しさ、正統派ロックのカッコよさ、不思議なオリエンタルな雰囲気、その感じが、ちょうどよいのだと感じます。

 

黄金比です

 

音楽ソムリエ

なゆた

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  • アーティスト:SAKANAMON
  • 発売日: 2012/12/05
  • メディア: CD