音楽ソムリエ

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Under Pressure (1981年, Queen & David Bowie)

Queen & David Bowieの夢のコラボ、Under Pressureの意味するものは?



ベースラインを活かした静かな楽曲構成

シンプルだが、いつまでも聴き続けることができる心地よく波のように続くのリフ

 

 

イギリスのロック・バンド、Queen (クイーン)、そして同じくイギリスのミュージシャンであるDavid Bowie (デヴィッド・ボウイ)の共作、『Under Pressure (アンダープレッシャー)』です。

 

この『Under Pressure』はデヴィッド・ボウイとの共作であるためか、クイーンの特集では紹介されないことがある。しかし、「ボヘミアン・ラプソディ」と並ぶ名曲だと思う。

 

 

目次

 

 

Queen (クイーン)

1973年にデビュー、イギリス、アメリカ、日本をはじめ、世界中で最も成功を納めたバンド。「世界で最も売れたアーティスト」にも名を連ねる。1991年にリードボーカルのフレディ・マーキュリーが死去してからも、残されたメンバーによるクイーン名義での活動は断続的に続いている。また、2018年には映画「ボヘミアン・ラプソディ」がアカデミー賞を受賞し、再び注目を集める。

 

 

David Bowie (デヴィッド・ボウイ)

グラムロックの先駆者として、ポピュラー音楽の分野で世界的な名声を得る。俳優としても活躍し、数々の受賞実績を持つマルチ・アーティストとして知られている。

 

グラムロック(glam rock)は、主にイギリスで1970年代前半に流行した、ロックのジャンル。中性的なファッションや振る舞い、ノリの良いビートやキャッチーなサウンドが特徴である。その由来は、魅惑的であることを意味する英語の"glamorous"から来ている。日本のロックやファッションにも影響を与えた。

 

忌野清志郎さん、沢田研二さんなどが煌びやかでケバケバしいメイクをして活動していたのは、このグラムロックの影響を受けていたのである。

 

 

Under Pressure (アンダープレッシャー)

1981年にシングルでリリースされた楽曲、ボーカルの高音パートはフレディー・マーキュリー、低音パートはデヴィッド・ボウイが担当している。また、この楽曲の特徴的なベースラインは、クイーンとデヴィッド・ボウイがジャム・セッションを行っている時に、Queenのベーシストであるジョン・ディーコンが奏でたリフが元になっている。

 

セッション独特のスキャットも多用されており、それがまた心地よい!


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全英シングルチャートで、クイーンとしては「ボヘミアン・ラプソディ」(1975年発売)以来2作目、ボウイとしては「スペイス・オディティ」(1975年再発)、「アッシュズ・トゥ・アッシュズ」(1980年)に次ぐ3作目の1位を獲得するなどヒットしている。

 

 

ミュージックビデオの制作時には、クイーン、ボウイ共にツアー中であったため、2組のメンバーが揃った演奏シーンが存在しない。

 

ミュージックビデオには『吸血鬼ノスフェラトゥ』、『戦艦ポチョムキン』など、1920年代の無声映画の1シーンやビル崩壊・人ごみ・世界恐慌時のニューヨークの失業者の様子から抗争の映像、そして曲の後半部分には色々な映画のキスシーンを収めている。

 

 

歌詞

Pressure pushing down on me
Pressing down on you,
no man ask for

Under pressure
that burns a building down
Splits a family in two
Puts people on streets

It's the terror of knowing
What this world is about
Watching some good friends
Screaming,
"Let me out!"

Pray Tomorrow
gets me higher
Pressure on people
- people on streets

Chippin' around,
kick my brains 'round the floor
These are the days
- it never rains but it pours

People on streets
- people on streets

It's the terror of knowing
What this world is about
Watching some good friends
Screaming,
"Let me out!"

Tomorrow gets me higher,
higher, higher...
Pressure on people
- people on streets

Turned away from it all
like a blind man
Sat on a fence but it don't work
Keep coming up with love
but it's so slashed and torn
Why, why, why?

Love

Insanity laughs
under pressure we're cracking

Can't we give ourselves one more chance?
Why can't we give love
that one more chance?
Why can't we give love,
give love, give love, give love,
give love, give love, give love,
give love?..

'Cause love's such an old-fashioned word
And love dares you to care for
The people on the edge of the night
And love dares you to change our way of
Caring about ourselves

This is our last dance
This is our last dance
This is ourselves

Under pressure
Under pressure
Pressure 

 

 

歌詞の概要

プレッシャーがのしかかる。建物は焼き払われ、家族分断、人々は路頭に迷う。この世の現実を知ることは恐ろしい。「ここから出してくれ!」って友達は叫んでいる。

 

明日を祈ろう。頭が痛くなるほど考えたんだ。いつだってこんな日ばかり、悪いことは重なるんだ。でも何もかも目をそむけ、結論を先延ばししても何もうまくはいかない。

 

明日になれば、どんどん大きく強くなっていくプレッシャー、人々は路頭に迷う。

 

愛を得ようとしても、何度も引き裂かれたんだ。なんでなんだ?

狂気が笑ってる。俺たちはプレッシャーに押しつぶされてる。

チャンスは残されてないのか?もう一度チャンスをくれないか?愛がほしい。

 

愛は使い古された言葉だ。夜の片隅に立つ人達を見守ることで、愛は自分達のやり方を変えてくれる。

 

これが俺たちに残されたラストダンス、プレッシャーにさいなまれ、押しつぶされながらも俺たちは生きていくんだ。

 

 

プレッシャーとは何を意味するのか?

人々は迫りくるプレッシャーの中、耐えて生きていく情景が表現されており、フラストレーションが貯まる歌詞となっている。

 

1980年、日本の経済が高度成長するのとは反対にイギリス、アメリカは不況、経済苦境の時代であり、多くの人にとって生活が苦しい時代でした。そんな人々のフラストレーション、不安に怯える中、人々を勇気づけるような歌詞が特徴的である。

 

アンダープレッシャー、すなわち ″見えない不安″ と戦い、耐えながら、日々を過ごす。そんな時代背景が伝わってくる。

 

ビッグアーティスト同士とはいえ、ジャム・セッションだけでこんな楽曲を創るとは!?

 

 

音楽ソムリエ

なゆた

 

アンダー・プレッシャー [feat. デヴィッド・ボウイ]

アンダー・プレッシャー [feat. デヴィッド・ボウイ]

  • 発売日: 2011/06/22
  • メディア: MP3 ダウンロード