反応! 反射… 音速! 光速!、躍動する音が跳ねる!
少年から青年へと揺れ動く心
スポーツの残酷さ
才能と努力の矛盾・・・
ピンポンの世界観にマッチした音楽がGood!
メレンゲの『僕らについて』
この楽曲はピンポン THE ANIMATIONのエンディングテーマ曲となっている。
目次
松本大洋の描く「ピンポン」
「ピンポン」は、松本大洋さんが描いたスポーツ漫画。「週刊ビッグコミックスピリッツ」で1996年より連載が開始、1997年まで全55話(単行本は全5巻)を以て完結した。その独特すぎる絵のタッチ、ポップアートのような芸術性の高い表現は未だに多くの人に支持されている。
物語は、天性の才能を持ちながらそれに自惚れているペコ(星野裕)と、卓球は強いが内気で無口、決して笑わないスマイル(月本誠)の対称的な二人の主人公、卓球というスポーツに打ち込む高校生という舞台を通じて、挫折、不安、友情、希望など、様々な心情が交錯する。
ライバルには、ドラゴン、チャイナ、アクマといった個性的なキャラクターが登場し、単純に卓球の勝敗、技術の優劣だけではなく、それぞれの人間味が描かれているところが魅力である。
特に才能と努力の矛盾が描かれているところが、多くの共感を生んでいる作品なのかもしれない・・・。
メレンゲ
メレンゲは、2002年に結成された、クボケンジ(ボーカル・ギター)、タケシタツヨシ(ベースコーラス)による二人組ギターロックバンド。実はタイアップ曲も多く提供している。
また、ボーカルのクボケンジさんは、ソロでの活動や他のアーティストへの楽曲提供等も行っている。あまり知られていないが、良い曲が多いのだ。
歌詞
作詞作曲:クボケンジ
赤い陽が僕を睨む様
あくびしたら滲んだ世界望みはメトロノームのよう
全てだけが終わり告げる夢ではない そうでもない
僕らはね ここにもない
誰かのタバコを吸って 一息ついたら
光りだす俺 決意の絵文字果てはfade away?
知らぬ存ぜぬ
未だwonderland
雨が降っても濡れないんだぜ
集えwonderland
赤い陽が僕を睨むよう
あたりは静けさに満ちる響きはメトロノームのよう
誰がために鐘は鳴り響く恐れてない そうでもない
見上げるほど 高い壁でもなく
大人一枚 まだ飛べるのだ
巨大なスクリーン 拍手のルーティン今だfind a way
ゆえにgolden
踊れround and round
無限のイメージ
集えwonderland wonderland
夢ではない そうでもない
まだ足りない もしもの時あらわる
テレキャス持って 灯りともったら
歌い出す俺 いざエモーショナル果てはfade away?
知らぬ存ぜぬ
未だwonderland
未だwonderland
集えwonderland例えば君が来てくれたなら
残りわずかの声を涸らすよ
長いトンネル くぐり抜けたら
きっと夢ではない そうでもない
僕らはね ここにもない
誰かれも
アニメとリンクした世界観、ピコピコ系なのが、かつて映画版ピンポンの音楽を担当していたSUPER CARをの楽曲を想わせる。
卓球のラリーのように跳ねる音と躍動感が感じ取れるカッコいい楽曲となっている。
漫画、映画、アニメーションの三つが揃ってヒットするというのはなかなかないようで、この物語が多くの人を引き付ける何かがあることが分かる。
ピンポン THE ANIMATION
この物語を見ると、青春って何だったのか?と考えてしまう。そんなものは存在しなかったのではとも思うことがある・・・。何かに打ち込むことができていないなら、青春はこれからかもしれない。
find a way!
音楽ソムリエ
なゆた