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茜色の夕日 (2005年, フジファブリック)

魂の叫びを初めて聴いた日、僕は音楽に夢中になった…

 

茜色の光に包まれると

失われていた記憶が思い出される

魂の叫びに心が揺さぶられる…

フジファブリックの『茜色の夕日』

 

目次

 

フジファブリックと志村正彦

現メンバーは山内総一郎(ボーカル・ギター)、金澤ダイスケ(キーボード)、加藤慎一(ベース)の3名である。

 

2000年に志村正彦を中心に結成されたロック・バンドであるが、オリジナルメンバーはもう居ない。

 

2002年にインディーズで1stミニアルバム「アラカルト」をリリース。2004年に現メンバーの3人を含む5人編成でシングル「桜の季節」をリリースし、メジャーデビュー。

 

2009年12月24日に志村が急逝したが、残された3人は新体制で活動を継続する。現在は既に志村在籍時の活動年数を追い越している。

 

志村正彦は29歳でこの世を去ったが、素晴らしい楽曲を数多く残している。彼の生み出した音楽に心を揺さぶられ、いまだに新しくファンになる人も多いのだ。

 

『茜色の夕日(あかねいろのゆうひ)』

フジファブリックの通算6枚目のシングル曲である。インディーズ時代の楽曲であるが、歌い方・曲調等が大幅に変更されリリースされている。

 

アマチュア時代、音楽をあきらめて地元に帰ろうかと悩んでいた志村が当時バイト先の先輩だった氣志團の綾小路翔に打ち明けたところ、「だったらこの曲(茜色の夕日)をくれないか」と本気で頼まれ、実家に帰るのを考え直したという逸話が残る。


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テンポは68bpmと比較的ゆっくり、物悲しげでありながら、しっかりとしたロックサウンド、絶妙なバランスが心地よい。

 

そしてボーカルの志村さんの歌唱が独特だ。

上手い下手では判別がつかない

なぜだろうか

不思議と心に響くのだ…。

 

 

歌詞

作詞:志村正彦  
作曲:志村正彦

茜色の夕日眺めてたら
少し思い出すものがありました
晴れた心の日曜日の朝
誰もいない道 歩いたこと

茜色の夕日眺めてたら
少し思い出すものがありました
君が只 横で笑っていたことや
どうしようもない悲しいこと

君のその小さな目から
大粒の涙が溢れてきたんだ
忘れることはできないな
そんなことを思っていたんだ

茜色の夕日眺めてたら
少し思い出すものがありました
短い夏が終わったのに今
子供の頃のさびしさが無い

君に伝えた情熱は
呆れる程情けないもので
笑うのをこらえているよ
後で少し虚しくなった

東京の空の星は
見えないと聞かされていたけど
見えないこともないんだな
そんなことを思っていたんだ

僕じゃきっとできないな できないな
本音を言うこともできないな できないな
無責任でいいな ラララ
そんなことを思ってしまった

君のその小さな目から
大粒の涙が溢れてきたんだ
忘れることはできないな
そんなことを思っていたんだ
東京の空の星は
見えないと聞かされていたけど
見えないこともないんだな
そんなことを思っていたんだ


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茜色の夕日

 

 

歌詞の意味

茜色の夕日を見ていたら、ふと思い出す

笑いあった幸せなとき

君を泣かせてしまったこと

どうしようもなく悲しいこと…

 

そんな場面は忘れることができない

自分の記憶とリンクが起こり

勝手に当時の映像が流れてしまう

 

東京の空に星は見えないと聞いた

しかし、実際は見えることを知った

できないと思っていても

やってみると違うことがある…

 

僕じゃきっとできないなと思い込んでいた

本音ではできると思っていても言えなかった

責任をとりたくなかった

ずっと後悔している…

 

「思ってしまった…しまった」の言葉

魂の叫びのように聴こえる

 

自分自身の体験により様々な意味を持つ歌詞が魅力的である。

 

 

遺された志村正彦の音楽

人に影響を与え続けることができることは本当にすごいことだ。

 

その意思を継いでフジファブリックは楽曲を繋いでいる。いまだに志村さんの音楽は生き続けている。

 

現在のボーカル・ギターでフロントマンを務める山内さんは次のように語っている。

僕らは解散とか絶対にないバンドなんで、本当にフジファブリックをずっとずっと続けていくぞという気持ちでやってます。

やっぱり志村君が創ったバンドで、俺とか、加藤さんとか、ダイちゃんが解散しようなんて無理ですから…。

 

もちろん過去の曲を大事にするだけではなく、新しく音楽を創り続けていかないとバンドは転がっていかない。

 

今も名曲を生み出し続けるバンド

絶対に解散しないバンド

フジファブリックがやはり好きだな

 

音楽ソムリエ

なゆた

 

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