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春に微熱 (2020年, クボタカイ)

1/f のゆらぎが心地よい! 胸が溶けるような小春日和に、この微熱は治癒するのだろうか?

 

少し暖かくなってきた

もうすぐ花も咲きだすのかな

春が少しずつ近づいてくる

 

″胸が溶ける様な小春日和に″

そんなフレーズが印象的

クボタ カイさんの『春に微熱』

 

目次

 

クボタ カイとは

宮崎出身・福岡在住1999 年生まれのラッパー/ トラックメーカー。2017 年よりフリースタイルラップ、楽曲制作を開始する。

 

Hip-Hop、R&B、Rock からPops まで幅広い音楽と文学の香りを感じさせるリリックで注目を集め、2019年3 月にはEP「305」をリリースする。

 

『春に微熱』

春のやわらかな空気のように

スロウテンポな楽曲

失恋の病にかかり、微熱の春、少し自暴自棄になってしまう感情が描かれている。

 

それにしても、クボタ カイさんの ″ゆれる声″ が特徴的だ。楽曲構成としては比較的シンプルなのだが、不思議と何度も聴きたくなる。

 

なぜだぁーー!?

 

この理由の一つとして ″1/f ゆらぎ″ なるものの力が働いていると思いました(私見)。

 

1/f ゆらぎ(えふぶんのいちゆらぎ)とは

規則性と突発性、予測性と逸脱性が適度に組み合わさったゆらぎで、居心地のよい空間と情報を与え、人の心を落ち着かせると言われる。

 

例えば音叉の音は、周波数が一定で澄み切った音だが、人に感動を与える音ではない。

 

小川のせせらぎのように、規則正しい音と規則性のない音の中間の音が、人に快適感や癒し効果を与えるとされるのだ。

 

独特のゆれる声が、不思議な心地よさを与えてくれる。スローテンポと相まっていい感じだ。


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春に咲く勿忘草(わすれなぐさ)

 

歌詞

作詞:クボタカイ
作曲:クボタカイ, SHUN

燃えるような憂鬱も 
夜明け頃嘘のように晴れ
お気に入りのシャツも 
良く乾いてるみたいで oh yeah
勿忘草と公園 
風に揺れるブランコの上
たおやかな あなたの手 
少し浮わついてるその声

綿毛の行方 私の知らぬ 
おまじない 「スキ、キライ、スキ」
渡した言葉は 大した事ないけど 
どうぞ 受け取ってよ

胸が溶ける様な小春日和に 
良く似た横顔が消えぬように
恋する惑星に幕が下りる 
このまま誰にも触れられないわ

少しだけ気怠い体 la da 
大きなあくび を吐いて
陽のあたるベンチでダラダラだ 
忘れたフリでも OK
なんだか頭が働かない 
都合の良い終着点
目があってクシャって笑ったから 
なんだか どうでも良くなってる

綿菓子雲と私の知らぬ 
物語 「スキ、キライ、スキ」
渡した言葉は 大した事ないけど 
どうぞ 味わってよ

胸が溶ける様な小春日和に 
良く似た横顔が消えぬように
恋する惑星に幕が下りる 
このまま誰にも触れられないわ

風邪引いたみたいだ 
こんなことなら 馬鹿でいたかった
パステルピンクのネイルから 
てんとう虫は見ていた
白い恐竜の眼になる為に

胸が溶ける様な小春日和に 
良く似た横顔が消えぬように
恋する惑星に幕が下りる 
このまま誰にも触れられないわ

 

歌詞の意味

胸が溶けるような小春日和に

公園のブランコで隣合わせ

揺られながら

勇気を振り絞って告白したのだが…

 

見ていた横顔が消えてしまう

恋する惑星に幕が下りていく

そうなったのなら

(あなた以外には)誰にも触れられたくない

 

風邪をひいたかのごとく

少し自暴自棄になってしまう

『春の微熱』の症状

 

微熱は長引くかもしれないが

きっと治癒するはずである

 

春は季節の変わり目だ

夏に向かう束の間の時間

良いことも良くないことも

すぐに移り変わっていくのだから

大丈夫

 

 

🌸春は新生活が始まる時期

同じ仕事、学校、コミュニティであっても

新しい何かが始まる時期

この時期は不安と期待が入り交じる

 

今年度は、やったことないことに

チャレンジしてみるかな。

 

音楽ソムリエ

なゆた