なんてドラマチックなサウンドなんだ!
目次
SAKEROCK(サケロック)とは
SAKEROCKは星野源さんを中心として2000年に結成されたインストゥルメンタルバンドである。バンド名の由来は、マーティン・デニーの曲『Sake Rock』に由来する。
マーティン・デニーの音楽は、東洋、アフリカ、ラテン・アメリカなどの風土を連想させる ″エキゾチカ″ というジャンルであるが、SAKEROCKの音楽は、まさに日本版エキゾチカ、ほんわかするような楽曲が多いのだ!
しかし、多くのファンに惜しまれつつ、2015年に彼らは解散している。そして、この『SAYONARA』は過去に脱退した2人のメンバーを迎え、5人で制作した最初で最後の楽曲である。
メンバー
星野源(ギター・マリンバ)
伊藤大地(ドラムス・口笛)
浜野謙太(トロンボーン・スキャット)
田中馨(ベース)
野村卓史(ピアノ・オルガン)
星野源さんと浜野謙太さんは、俳優としても、マルチに活躍している。
SAKEROCKは、ずっと5名で活動していたわけではなく、メンバーが移り変わる。
2002年に野村さんの脱退と浜野さんの加入
2011年に田中さんの脱退、
そして3人編成、
しばらく活動を続けるが、その後4年間はオリジナルアルバムは発表されない…
そのためソロ活動に重点がおかれていく
バンドは解散に向かっていく
しかし、解散を契機に再び5人が再び集うことになったのだ。解散したメンバーをもう一度集めて、アルバム制作をするなんて、なかなかできないな。
そうこの楽曲は特別な楽曲なのだ!!
『SAYONARA(サヨナラ)』
サヨナラ、それはSAKEROCKというバンドとの別れを音楽にしているかのようであり、カッコよく、ほんわかで、悲しく、寂しく、お互いの気持ちをぶつけ合う、でも最後は清々しく、スカッと前向きに終わるのだ…
SAKEROCKは星野さんが、野村さんを誘いバンドメンバーを集めることから、始まりまる。
それを示すかのように、SAYONARAの最初はギターとピアノで始まり、音が足され、バンドサウンドに移り変わっていく。
演奏が始まると息をのんでしまう。
まるで15年間走り続けていた自分達の想いを表現しているかのようだ…
そして、圧巻はラストシーン
ものすごく、清々しくて、スカッとしたラストである。こんなドラマティックな曲は聴いたことがない。
最初で最後の素晴らしい楽曲
SAYONARA (サヨナラ)
次に出会うことはあるのか!?
音楽ソムリエ
なゆた