音楽ソムリエ

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死神 (2021年, 米津玄師)

面白さと恐怖、相反する感情が入り混じる楽曲が凄い!



落語が好きだ

音楽と似ている

 

全然知らない曲ばかりでは盛り上がれないライブのように

落語は話の筋を知っているとさらに楽しめる

そういうところは同じだ

 

落語は最後のオチだけが大事ではない

噺家(はなしか)の声、言い回し、所作

その一つ一つが注目どころ

心地よいメロディーがなる

 

目次

 

『死神』のあらすじ

借金で首が回らなくなった男が自殺しようとしている。そこに突如現れた死神、「医者になれ」と男は促される。

患者の枕元に死神がいる場合は助からないが、足元にいる場合は「アジャラモクレン テケレッツノのパァ!」と呪文を唱え2回手を叩けば、死神は消え、患者は元気になると教えられる。

男は言われた通り医者になり、病人を助けて富と名声を得る。ある日、枕元に死神がいる患者を金に目がくらんで強引に助けてしまう。

すると死神は、男を洞窟に連れて行き、今にも燃え尽きそうなロウソクを指して、「これがお前の寿命だ。新しいロウソクに火を移さなければお前の命は燃え尽きると脅す」。男はやっとの思いで火を移すが、安堵のため息で移した炎を消してしまうのだ…。

 

『死神』は近代落語の祖とされる三遊亭円朝の作であり、数ある落語の中でも有名な演目である。起源はグリム童話からきたのだとか、怖さと面白さが同居する不思議な名作である。

 

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歌詞

くだらねえ いつになりゃ終わる?
なんか死にてえ気持ちで ブラブラブラ
残念 手前じゃ所在ねえ
アジャラカモクレン テケレッツのパー


うぜえ じゃらくれたタコが
やってらんねえ 与太吹きブラブラブラ
悪銭 抱えどこへ行く
アジャラカモクレン テケレッツのパー


プリーズヘルプミー
ちっとこんがらがって 目が眩んだだけなんだわ
プリーズヘルプミー
そんなけったいなことばっか言わんで容赦したってや
ああ 火が消える 夜明けを待たず
ああ 面白くなるところだったのに


だらしねえ 義理も糸瓜もねえ
半端抜かしい 死ぬまでブラブラブラ
雑念 そりゃ渡りに船
アジャラカモクレン テケレッツのパー


つれえ いちびりのガキが
勝手やらかし お上はブラブラブラ
怨念 これじゃ気が済まねぇ
アジャラカモクレン テケレッツのパー


さあどこからどこまでやればいい
責め苦の果てに覗けるやつがいい
飛んで滑って泣いて喚いた顔が見たい
どうせ俺らの仲間入り


プリーズヘルプミー
そうだ過つは人の常 なああんたはどうすんだ
プリーズヘルプミー
あんなええもん持ったらこうなるわ
そりゃあんたのせいやんか
ああ どこへ行く 妻子もいるんです
ああ 香り立つおしまいのフレグランス


ああ 火が消える 夜明けを待たず
ああ 面白くなるところだったのに

 

与太吹きについて

ちなみに落語では与太郎という、天然ボケ、のんきで楽天的、定職に就かずブラブラしているキャラが登場する。

 

与太話(よたばなし)という言葉があるが、これは大きく誇張された奇想天外な内容を持つほら話のことであり、調子にのってしまった男の末路が描かれている。

 

それにしてもこの楽曲、面白さと恐怖の両方の音が鳴っていて、今までにない斬新さが素晴らしい。

 

古典芸能も、最新の音楽と融合するとまた新しいものが出来上がるという驚き!

 

やはり古典は大事にしないとな。

 

音楽ソムリエ

なゆた