音楽ソムリエ

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アナーキー・イン・ザ・ムジーク (2007年, くるり)

♯シャープも♭フラットも♮ナチュラルも、ホールトーンで這い上がってゆけ!



衝撃的だった

滲み出るロック

ストリングスの響き

ずっと頭に引っ掛かる音

くるり

『アナーキー・イン・ザ・ムジーク』

 

目次

 

くるりとは

岸田繁と佐藤征史の2人からなるロックバンド。1996年9月頃、立命館大学の音楽サークル「ロック・コミューン」にて結成。古今東西さまざまな音楽に影響されながら、活動を続ける。※くるり公式サイトhttps://www.quruli.net/より

 

『アナーキー・イン・ザ・ムジーク』

英語で、ANARCHY IN THE MUSIK

日本語に訳すと、音楽の無秩序状態

 

1970年代後半を代表するパンクロックバンド、セックス・ピストルズのデビュー曲ANARCHY IN THE U.K.に影響を受けたのか、攻撃的で、反骨精神が感じられる音と歌詞が印象的である。

 

この楽曲はくるりの7枚目のアルバム、「ワルツを踊れ Tanz Walzer」に収録されている。さて、このアルバムだが、クラシック音楽の影響を色濃く受けたサウンドが特徴であり、どちらかというとフォークやカントリー寄りの曲が多い中、『アナーキー・イン・ザ・ムジーク』は異彩を放つ。

 

クラッシックの繊細なストリングスの音に、激しいエレキギターと、反骨的でロックなボーカル、ジャンルを無視したボーダレスな素晴らしい楽曲だ。

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歌詞

作詞:岸田繁

作曲:岸田繁

全然 軽薄で結構
灰や楼をしらみつぶしにして
安っちょろい爆弾抱えては
もぐるもぐる地下の深いところ

全然 場違いで結構
調子はずれのリズムで結構
そこが案外ツボだったりして
クロマチックで這い上がってゆく

ああ ああ

当然 滑る手は真ん中セクシーランジェリーへ
全然 皮膚感のないまま僕の呼吸はずっと乱れっばなし

全然 間違いで結構
ハイやロウをしらみつぶしにして
揺れ動く 心の隙間ちょっと覗いてみて 誰がなんと言う
全然 間違いで結構 五線譜の隙間のお玉杓子
シャープも フラットも ナチュラルも
ホールトーンで這い上がってゆく

 

歌詞の意味

歌詞には、音楽用語が出てくる!

 

クロマチック

クロマチック(スケール)とは、隣り合う音の音程関係がすべて半音で構成されるような音階のこと。ピアノでは音が隣り合った位置関係のこと。

 

ホールトーン

ホールトーン(スケール)とは、全ての音程が全音で出来ていて、半音が一つも含まれない音階のこと。ピアノでは音が2つ離れた位置関係のこと。

 

一般に馴染まれているドレミファソラシドの音階は、全音と半音の両方が使われている!クロマチック、ホールトーンでは、音の区切りがないため、翔上がっていくように聞こえる音階だ。

 

歌詞では自分の信念を曲げずに突き進んでいく

 

外野から色々言われても自分で信じた道を行く。曲づくり、モノ作りの工程が、自身の目線で生々しく描かれている!

 

そしてアウトロの演奏、ラストもめちゃめちゃカッコいい!

 

あとがき

2021年10月2日、キングオブコント2021が行われた。久しぶりに笑った。

 

オープニング映像では、まさかの『アナーキー・イン・ザ・ムジーク』が使用されていた。驚きが起こり、Twitterではザワついた。

 

あらためて思った

なんてカッコいい曲だ

 

音楽ソムリエ

なゆた

 

ワルツを踊れ Tanz Walzer

ワルツを踊れ Tanz Walzer

  • アーティスト:くるり
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