湖面に放たれる波紋のようなトラックが心地よい!
台湾華語のアンニュイな歌詞
パーカッションの優しい音
湖面に放たれる波紋のようなトラック
EVISBEATSとNagipan feat. amitsengの『果汁牛奶 (Fruits Milk)』
目次
EVISBEATSとは
奈良県出身、和歌山県在住のトラックメイカー。かつてはAKIRA名義でヒップホップ・グループ、韻踏合組合奈良支部のNOTABLE MCに所属。2004年に脱退。その後、EVISBEATS名義でトラックメイカーとしてソロ活動を開始。
2008年の「AMIDA」や2012年の「ひとつになるとき」といったアルバムほか、インスト・アルバムや「Sketchbook」などのミックスCDを数多く発表。客演やプロデュース、CM楽曲制作など活動は多岐にわたる。2018年の「ムスヒ」「HOLIDAY」を経て、2019年に「PEOPLE」をリリース。
Nagipan(ナギパン) とは
兵庫県在住。幼少期よりエレクトーンを始め、高校卒業後、音楽院にてジャズピアノや理論を学ぶ。2000年よりMICHEL☆PUNCHとしてA.S.P、BAGDAD CAFE the trenchtown、韻シスト、AKIO BEATSとのユニットBREMEN、MIGHTY MARSとのユニットPUNCH&MIGHTY等で活動。
近年ではEVISBEATSをはじめ、様々なアーティストとの楽曲制作、実弟Jambo LacquerとのユニットMIIDA2での制作を行いながら、ソロ名義でも楽曲プロデュースや自治体、企業のPR動画、TVCMの音楽を生み出している。2020年からNagipanとして再始動。
『果汁牛奶 (Fruits Milk)』
本作はEVISBEATSとNagipanの共作アルバム『PEPE』の収録曲。台湾のシンガー amitsengを迎えて制作されており、台湾華語で歌われている歌詞が柔らかく心地よい。台湾では中国語が使われているのだけど、イントネーションは中国語とは少し違うそうだ。
少し柔らかく、丸みがあってふんわり、リラックスでき、穏やかに時が進んでいくようだ。
歌詞の意味
土曜日の午後
ベランダに座って
息を吹き込んでいたら
突然、世界が穏やかに
進んでいるように感じたんだ
私の心はフルーツミルク
君は自由になるのだろう
ベッドルームでは
音楽が歩き回っている
この曲、木琴の音みたいな不思議なパーカッション音がずっと鳴っており、これがアクセントのようで、すごく良い!
″音楽が歩き回ってる″って感じだ
フルーツミルク
2000年代以降、銭湯など入浴施設の減少にともなう需要の低下により、瓶入りのフルーツミルクが無くなりつつある。
明治が2019年3月に、小岩井乳業が2020年10月を以て市場から撤退してしまったようだ。残る1社の雪印メグミルクや、地域ローカルのメーカーは生産を継続しているが、寂しい限りだ。
実は各社でメインのフルーツが違い、味が違うらしい。気付いてました?私はそんなこと気にもしなかったのですが!
何が含有しているのか分からない独特の味、たまに思い出すたびに飲みたくなる…のは変わらずだから
とりあえず、♨️銭湯にいくか!
音楽ソムリエ
なゆた