HSU (スー) こと、小杉隼太さんに捧ぐ
色気のあるベース
セッションでしか生まれない
その瞬間だけの特別な音
有機的…
ロックバンドは良さを見せつけられた
2021年10月Suchmos (サチモス)のベーシスト HSU (スー)こと小杉隼太さんが亡くなったことがSuchmos 公式サイトで発表された。享年32歳の若さだった。
目次
Hayata Kosugi(はやた こすぎ)
通称 HSU(スー)は、ロックバンドSuchmosとジャズ/ヒップホップグループSANABAGUN.(サナバガン)のベーシスト、作詞家、作曲家である。
家族の影響で、幼い頃からスティーヴィー・ワンダー、スティーリー・ダン、ジャミロクワイなどを聴いて育ち、5歳頃には、クラシック・ギターを始める。その後、伯父がベースを買ってくれたことをきっかけに、ベースの演奏を開始。
高校時代に幼馴染で、後にSuchmosのメンバーとなるTAIKING(ボーカル/ギター)、AYUSTAT(ギター)、OK(ドラム)と組んでいたバンドIVORYが、島村楽器のプロデュースするアマチュアバンドコンテストのファイナリスト選出される。その後、大手音楽プロダクションにスカウトされ育成契約となるが、バンドは解散してしまう。
洗足学園音楽大学のジャズ科に進学。授業やレッスンにはほとんど出席せず、そこで出会った人たちとひたすらセッションする日々を送る。
再度、幼馴染であるTAIKING、OKとバンドを組む。紆余曲折を経て、YONCEと出会い、1年かけて彼を口説いてボーカルとして加入させた。2013年、SANABAGUN.とSuchmosで活動をスタートする。
しかし、2021年2月3日、Suchmosはバンド活動を一時休止することを発表。メンバー、スタッフとで今後の方針についての協議を重ねた結果、「修行の時期を迎えるため」とのことだった。
バンド活動の休止後は、Vaundy、小袋成彬、マハラージャンなどのツアーやレコーディングに参加、また自身のプロジェクトを立ち上げ、楽曲の制作活動を前向きに取り組んでいる最中であったが、享年32歳の若さで亡くなってしまう…。
バンド休止からわずか8ヶ月後のことだった
『DUMBO』
DUMBOは、「ばかもの」等の意味
まさにロックな楽曲
そして、HSUさんのベースラインが心地よく聴こえてくる
バンド全体の屋台骨で、どちらかというとあまり目立たないベースであるが
この曲では主役のように引き立つ
まるでHSUさんのための、楽曲のようで
かっこいい!
歌詞
Don't speakin' She's the midnight sexy
Oh honey I want never know
Don't touchin' She's so stickyDon't stoppin' She's the culture junky
Please listen the sea of drug and carbonated
Don't steppin' the guys are an eyesoreアマチュアもプロも変わんないね
I Don't need more fantasy
アマチュアもプロも変わんないね
I Don't need more sympathyI Don't know what you want to do
アマチュアもプロも変わんないね
I Don't need more fantasy
アマチュアもプロも変わんないね
I Don't need more sympathy
あとがき
打ち込みのベースも魅力的だが、この楽曲ではプロの演奏、ロックバンドの魅力を見せつけられる。
人間味のある躍動感ある演奏は、その瞬間、その場所でしか味わえない。やはりライヴに行かねば!
素晴らしい演奏、希代の名ベーシストだった。多くの名曲、ありがとうございました。
音楽ソムリエ
なゆた