音楽ソムリエ

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過去、現在、未来をテーマに邦楽・洋楽、ジャンルレスに独断と偏見による音楽紹介

comedy (2022年, Tele)

内に秘めた葛藤を吐き出すエネルギー、それに負けぬ爽快感



目次

 

Tele (テレ)とは

谷口喜多朗さんによるソロプロジェクト

その音楽のルーツは、SAKE ROCKの「YAWARAKA-REGENT」を聴き、自分もギターを弾いてみたいと思い音楽を始めた。ゆらゆら帝国の「一人ぼっちの人工衛星」に衝撃を受け、寂しさが、ナチュラルに存在することを知った。そして、ファッシュマンズの佐藤伸治のボーカルにより歌心を学んだ。

 

元々高校の友達とスリーピースのバンドを組んでいたが、やがて一人になりシンガーソングライターとして活動。ただバンドが好き、人と一緒に集まって音楽を出すことに意義や魅力を感じており、ソロプロジェクトとして活動を開始。そして2022年1月1日「バースデイ」をリリース。

 


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comedy (コメディ)

日本語にすると喜劇、人を笑わせることを主とした映画や演劇という意味で使われることも多いが、悲劇の対照語としても使われる。

 

この曲では、悲劇を喜劇に変えるという”悲劇の対照表現”の意味合いがつよい気がする。

 

まるでスリーピースバンドのように、セッションの音。カッティングギター、ベース、ドラムスの軽快なリズムが鳴る。そして跳ねる音に爽やかな声、感情が動かされるメロディーが素晴らしい。

 

独特の歌詞表現

”僕の悲しみに名前をつけるな!”

今までにない言葉の数々

よい!

 

歌詞の意味

石楠花の花が咲く4月頃

新たな生活を迎える

言いようのない疎外感

自分だけが迷っている

立ち止まり祈っているだけでは

そこから脱せない

何かをやってみないと

 

大事なことは忘れてしまい

日々過ぎていく

ただ安直に

褒められた思い出にすがり

甘えてしまう

 

なぜ悲嘆になっているのかも分からず

定めのないこの世界

ただ見ているだけだった

自分をもう一度見直して

少し足掻いてみたら

塞ぎ込んでても動き出した

止まらず進め

進めるだけ

 

元気なく、悪態ついて、孤独で

仕方なくても

生きてるだけで

それは悲劇ではなく

喜劇なのだ

 

あとがき

”生きてるだけでそれはcomedy”って良い

塞ぎ込んでいても

理由はなくとも

動き出せる時はいづれくる

内に秘めた葛藤を外に吐き出す

でも、すごく爽快感があって清々しい声

それを聴くだけで

元気になれる気がした